純情交流ひろば
2025.3.18
【食品機能性ニュース】 vol.7 ふきのとう
岩手県内で出荷されている旬の農産物の機能性成分について紹介します。
今回の農産物は「ばっけ」、正式名称「ふきのとう」です。ふきのとうは、春一番に収穫される山菜で、3月に入ると県内各地域の産直で販売が始まります。独特の苦味と風味が春を感じさせる一方、えぐみを除くためのあく抜きが必要な山菜です。八幡平市では、苦味が少なくて食べやすく、あく抜きもほぼ不要な「マイルドばっけ」という品種のふきのとうを栽培しています。「マイルドばっけ」は、「八幡平山菜栽培研究会」が開発し、2012年に品種登録を行いました。例年2月上旬の立春の頃から4月上旬にかけて、八幡平市内の産直施設で購入することができます。
ふきのとうには、「カリウム」や「ビタミンB1」が比較的多く含まれるとされています。また、抗酸化作用に関わるポリフェノールが豊富であるほか、特有の成分である「フキノール酸」や「フキノン」が持つ花粉症等のアレルギーを抑制する作用は、食品向け機能性素材として活用されています。岩手生物工学研究センターの研究(細胞を用いた実験)により、「ペタシン」の抗肥満作用や、「バッケノライドB」の抗炎症作用も見出され、これらふきのとう特有成分の様々な機能性がわかってきました。ふきのとうの香りで春の訪れを感じながら、花粉対策などの健康にも役立つことが期待されます。
この記事に関するお問い合わせはこちら↓
(公財)岩手県生物工学研究センター 生物資源研究部
E-mail seikouken@ibrc.or.jp
Tel 0197-68-2911
今回の農産物は「ばっけ」、正式名称「ふきのとう」です。ふきのとうは、春一番に収穫される山菜で、3月に入ると県内各地域の産直で販売が始まります。独特の苦味と風味が春を感じさせる一方、えぐみを除くためのあく抜きが必要な山菜です。八幡平市では、苦味が少なくて食べやすく、あく抜きもほぼ不要な「マイルドばっけ」という品種のふきのとうを栽培しています。「マイルドばっけ」は、「八幡平山菜栽培研究会」が開発し、2012年に品種登録を行いました。例年2月上旬の立春の頃から4月上旬にかけて、八幡平市内の産直施設で購入することができます。
ふきのとうには、「カリウム」や「ビタミンB1」が比較的多く含まれるとされています。また、抗酸化作用に関わるポリフェノールが豊富であるほか、特有の成分である「フキノール酸」や「フキノン」が持つ花粉症等のアレルギーを抑制する作用は、食品向け機能性素材として活用されています。岩手生物工学研究センターの研究(細胞を用いた実験)により、「ペタシン」の抗肥満作用や、「バッケノライドB」の抗炎症作用も見出され、これらふきのとう特有成分の様々な機能性がわかってきました。ふきのとうの香りで春の訪れを感じながら、花粉対策などの健康にも役立つことが期待されます。
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(公財)岩手県生物工学研究センター 生物資源研究部
E-mail seikouken@ibrc.or.jp
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