岩手県内で出荷されている旬の農産物の機能性成分について紹介します。
今回の農産物は「やまぶどう」。本県では、県北沿岸地域や県北部で栽培され、９月から１０月にかけて収穫されます。
やまぶどうには、一般のぶどうと比較して「カルシウム」や「鉄」などのミネラル類、「ポリフェノール」、「リンゴ酸」がとても多く含まれています。特にポリフェノールの主構成成分は「プロシアニジン類」とされています。「プロシアニジン類」は、ポリフェノールの中でも抗酸化活性が高く、抗肥満効果や虫歯の原因となるミュータンス菌の抑制作用などのさまざまな機能性を持つことも知られています。
また、目の健康に役立つとされる紫色の色素「アントシアニン」も含まれています。
県内では、やまぶどうからつくられたジュースやジャム、お菓子等の加工品が販売されています。みなさんも栄養成分が豊富に含まれたやまぶどう製品を試してはいかがでしょうか。


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