「のん、いわてのリンゴを収穫する」の巻
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いわてのリンゴがおいしい理由は、
土壌と気候が栽培に適しているから。
そして、長い歳月をかけて、
研究者や生産者が知恵を出し合い、
品種をつくり、大事に育ててきたからです。
樹上で完熟させた真っ赤なリンゴは、
甘味と酸味のバランスが良く、食感も抜群!
その品質の高さは、日本のみならず
海外でも高い評価を得ています。
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花巻市東和町にてリンゴ栽培をしている小原さん。現在、14〜15種類のリンゴを育てています。
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リンゴ生産者の小原忍さんに教わりながら、リンゴの収穫体験。
「思ったより簡単にとれるのですね」
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1個ずつ手摘みされたリンゴ。岩手のリンゴは国内外で高い評価を受けています。
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もぎたてのリンゴを味わい笑顔になるのんさん。
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【プロフィール】
のん(本名:能年玲奈)
女優・創作あーちすと。1993 年生まれ、兵庫県出身。劇場アニメ「この世界の片隅に」で主演女優を務め、第38回ヨコハマ映画祭審査員特別賞などを受賞。ムック本「創作あーちすと NON」を太田出版より刊行。
スタイリスト/山口絵梨沙
ヘアメイク/森かおり(クララシステム)
「いわてリンゴ」を食べらんせ
紅いわて
出荷時期/9月下旬〜10月上旬
岩手県オリジナル品種。濃い紅色、強い甘味、淡い酸味を持ち、ジューシーながら、パリッとした食感が特徴です。紅ロマン
出荷時期/8月中旬〜9月上旬
シナノレッドに、さんさを交配させ誕生した、奥州市江刺区生まれのオリジナル品種。程よい歯触りに甘みとさわやかな酸味が特徴。ふじ
出荷時期/11月中旬~1月
酸味が少なく、甘味が強い岩手のふじ。全国有数のブランドとして高い評価を得ています。ギフトとしても人気。冬恋(はるか)
出荷時期/12月下旬〜1月
手生まれのプレミアムリンゴ。歯ごたえがあり、 強い甘味があります。蜜が多く、糖度が17〜20パーセントにもなります。
※冬恋は糖度・蜜入りにおいて、高い基準をクリアした高級ブランド商品です。
手軽にリンゴ料理を「リンゴと豚しゃぶのさわやかサラダ」
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■材料(4人分)
リンゴ……大1個
しやぶしゃぶ用豚肉……12〜16枚
ブロッコリースプラウト……適量
●ヨーグルトソース
マヨネーズ……60g
ヨーグルト……40g
粒マスタード……小さじ1
塩・こしょう……各少々
■つくり方
1
リンゴは皮ごと、くし型の薄切りにし、塩水に浸したあと水切りをする。
2
短角牛にコショウを振り、小麦粉をまぶす。
3
「1」のリンゴを「2」の豚肉で巻き、器に並べ、ブロッコリースプラウトを散らす。
4
ヨーグルトソースの材料を混ぜ合わせて添える。
■レシピ協力
新井尚美(フードコーディネーター)
「紅いわて」の取材は、以下の生産者さま
にご協力いただきました
東部リンゴ園(小原忍さん)
岩手県花巻市東和町谷内4-8
TEL&FAX 0198-44-3086
のどかな里山で
真っ赤なリンゴを摘み取る
涼しい風が吹き始めたころ、リンゴの収穫が始まります。
緩やかな斜面にたくさんの実をつけたリンゴの樹は、岩手らしい秋の風景。
そっともぎ取ってかじると、口の中いっぱいに甘い果汁が広がります。
何個でも食べられそうでした
岩手のリンゴは、とてもおいしいと、国内のみならず海外でも評判が高いのをご存知ですか。そのおいしさの秘密を探るべく、のんさんは花巻市のリンゴ農家・小原忍さんのリンゴ園を訪ねました。ちょうど「紅いわて」の収穫時期を迎え、かわいい果実がたわわに実っています。「紅いわて」は、岩手県オリジナル品種として生まれ、小原さんは試験栽培時から手がけています。
「岩手のリンゴがおいしいのは、1日の寒暖差が大きいこと、わい化栽培(木を小さく育てること)のため、実にまんべんなく日が当たること、完熟してから収穫するからです」と小原さん。
のんさんも収穫を体験。もぎたてのリンゴを味わい、笑顔に。
「シャキッとしておいしい! 甘さのかたまりですね。酸味と甘味のバランスもいい!」
生産者が長年、おいしさを追究した岩手のリンゴは、今が食べどきです。