「Hamburg Will」は、東京でも指折りのハンバーグの人気店だ。テレビや雑誌の他、SNSやグルメサイトでも多数紹介され、開店前に行列ができることも少なくない。
同店のハンバーグの最大の特徴として挙げているのが、「岩中豚100%」。店舗立ち上げの際、銘柄肉を探し求める中でたどり着いたのが、東京食肉市場でナンバーワンの人気を誇る岩中豚だった。
旨味の強さと臭みのなさ、栄養価の高さに惚れ込んだ。
素材の良さを引き出す
パテには肩ロース、バラ、腹身、ホホの4種の部位を使用。さらに、それぞれの部位によって荒挽きや細挽きにするこだわり。焼き上げるときにも細心の注意を払う。
「火が通り過ぎるとパテが縮んでしまいますから、肉汁を閉じ込めて最大に膨らむ瞬間を見極めるんです」と清原店長は語る。
ハンバーグにナイフを入れると、断面に肉汁がしみ出してキラキラと輝く。食感は柔らかで、噛むほどに肉汁が溢れ出す。デミグラスをはじめバラエティーに富んだハンバーグソースが、肉の味わいを引き立てる。