特集シリーズ イーハトーブ生まれの美味しい食材

―食味ランキングで、11回最高評価「特A」獲得―
全国のお米のプロも注目する「いわて純情米」

その一粒一粒に作り手の情熱と愛情、こだわりが凝縮する「いわて純情米」。中でも、県南産「ひとめぼれ」は、(財)日本穀物検定協会の「米の食味ランキング」で、平成17年までに11回最高評価の「特A」を獲得しています。

ちなみに、他の11回以上の受賞は、山形内陸産「はえぬき」、新潟魚沼産「コシヒカリ」のわずか2銘柄のみ。

さらに、平成16年度には県中産「あきたこまち」も特Aを獲得するなど、岩手は美味しいお米の産地として注目を浴びています。

平成18年度は夏以降の天候にも非常に恵まれ質の高い「いわて純情米」が実りました

冷害を克服し、全国屈指の良質米の産地を形成

宮沢賢治が自らの作品の中で、その 厳しい自然環境を憂いたように、岩手県 の農業は冷害との戦いでした。

現在では冷害に強く、美味しい品種の開発、水田の水を深くすることで保温効果を高める「深水管理」、病気や低温障害を受けにくくするための「健苗育成」など、基本技術を徹底することで年々米の収穫量、品質も向上し、全国屈指の良質米の産地となりました。

近年は、美味しい米の産地として、注目度も高く、販売業者を対象とした「今後売りたい、拡大したい米の銘柄(※)」アンケートでは、県南産「ひとめぼれ」が、堂々の第二位にランクイン。多くのプロが 「今後売りたい、拡大したい」と答えて います。 (※株式会社流通情報センター調べ)

5月下旬、田植え頃の「ひとめぼれ」

「いわて純情米」は、その名称こそが品質の証

平成18年度の岩手県内の米の作付面積 は6万100ヘクタール。山手線内の面積の およそ10倍にもなります。

本州で最も広い県であることから、地域により気候風土が大きく異なる岩手県では、各地域の特性に適した品種を導入。さらに県独自のオリジナル品種も開発するなど、 「美味しいお米」を消費者の皆様へお届けしようと努力しています。

さらに、

純粋な種子を使って栽培されていること。

栽培の記録をしっかり残していること。

収穫後、農産物検査を受けている こと。

以上の条件を満たしたお米 を「いわて純情米」の名称で統一。 その品質を保証しています。

「ひとめぼれ」を主力に、食味に優れた品種を導入

県内で最も多く生産されているのが「ひとめぼれ」で、約6割を占めています。

まさに「いわて純情米」を代表する品種で、比較的温暖な県南部を中心に栽培されています。

次に続くのが23%を占める「あきたこまち」で、県南部の中山間地から県中央部の平野部、沿岸南部で主に生産されています。

また、出荷量こそ少ないものの、県北部の主力品種として栽培されている「いわてっこ」「かけはし」は、冷害に強く、しかも美味しい県のオリジナル品種。いずれもコシヒカリの孫にあたる品種で、粘りもほどよく、冷えても美味しくいただけます。

さらに、平成17年には新品種「どんぴしゃり」も登場。岩手県4番目のオリジナル水稲品種(うるち米)として、これからの消費の増加が期待されています。

「いわて純情米ひとめぼれの店」一部抜粋
施設名 住所 電話番号
孝明ARIAKE 〒135-0063 東京都江東区有明3-1-28有明パークビル2F TEL.03-3599-3636
なだ万孝明 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-24-1東急百貨店本店8F TEL.03-3477-3655
握り立ておにぎりいすと 〒241-0821 神奈川県横浜市旭区二俣川2-9-7ステーションプラザ TEL.045-360-8839
五飯(ごはん) 〒560-0026 大阪府豊中市玉井町1-1-1-106号 TEL.06-4865-5858
盛岡グランドホテル 〒020-8501 盛岡市愛宕町下1番地10 TEL.019-625-2111
四季亭 〒020-0055 盛岡市繋字湯ノ館137-1 TEL.019-689-2021
ホテル千秋閣・ホテル紅葉館 〒025-0304 花巻市湯本第1地割125 TEL.0198-27-2111
(株)ホテル東日本ホテル森の風鶯宿 〒020-0574 岩手郡雫石町大字鶯宿10字夜明沢64-1 TEL.019-695-3333
(株)アスターホテル紫苑 〒020-0055 盛岡市繋字湯ノ舘74-2 TEL.019-689-2288
日本料理田中 〒020-0883 盛岡市志家町9-24 TEL.019-624-3927
ホテル花巻 〒025-0304 花巻市湯本第1地割125 TEL.0198-27-2111

(注)県外店及び県内店の名簿順上位から抜粋

お釜で炊いたごはん

岩手の米が安全・安心で、美味しい理由

岩手県では、国が定めた「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」に基づき、農薬・化学肥料を慣行栽培の半分以下とした「特別栽培米」、そして、岩手独自の安心基準で育てる「限定純情米」の生産が年々拡大しています。

美しい自然、きれいな水、そして肥沃な大地は、安全で安心、美味しい岩手のお米を育てます。

水質調査では全国平均を大幅に上回る良質な河川環境に加え、大気汚染状況の調査では、環境基準をほぼ100%クリアした澄んだ空気。

さらに、全国有数の畜産県でもある岩手は、堆肥の使用量が全国平均の2倍以上。

自然の恵みを上手に利用し、自然に負担をかけない米作りができるのも、岩手の風土のおかげなのです。

こだわりの自然乾燥米

「いわて純情米」の情報を正直に公開します

「いつ・どこで・どのように生産され、店頭に並ぶまでの流通経路はどうなっているの?」。

消費者が知りたい「いわて純情米」の米づくりの情報を公開する取り組みも進めています。そのもととなるのが、生産者ひとりひとりが記入する「純情手帳」。岩手の稲作農家は、お米作りの履歴書といえるトレーサビリティにもいち早く対応。全県を挙げて栽培履歴記帳率100%を目指すとともに、栽培工程、施肥基準、JA別の生産方法、生産者リストなどの情報を、JAのホームページでも公開する準備を進めています。

食卓に対して正直でいること。それは米を作り、届ける人たちの責任でもあります。

「江刺金米札」パッケージ

JA江刺市の特別栽培米

生産部会、JA、農業改良普及センターの三位一体で実施

平成16年にスタートした「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」に基づき、JA江刺市では、農薬、化学肥料の使用量を従来の半分以下に抑えた特別栽培米を栽培しています。

さらに国の定める基準よりも使用量を減少させた、より厳しい基準での導入を実現するために、「江刺新稲作運動推進協議会」では、制度導入に先駆け、14年度から準備に着手。生産部会、JA、普及センターは、連絡を密にしながら分野ごとの分析、対応策を協議しました。

主な事業としては、地場産堆肥の活用や特栽米に対応した新肥料を開発。状況に合わせ約 20 の体系から選択を可能とします。

さらには、病気に強い苗を育成するためのプール育苗施設の整備や、育成状況に応じた技術指導、個別支援を実施しています。

その努力の結果、特別栽培米の導入が一気に広まり、食味に優れ、しかも、安心で安全という新たな魅力をプラスしたものが「江刺金札米」なのです。

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